組織開発の実践と学習のコミュニティ

第2回シンポジウム レポート

三連休初日の10月9日、生憎の雨でしたが、外の肌寒さがウソのような参加者の熱気の中で、第二回シンポジウムが開催されました。
新宿駅近くのサンメンバーズ東京新宿コンベンションホールにて、「グローバリゼーションと組織開発」というテーマで約50名の皆様とシンポジウムを進めていきました。
開催にあたり、大島理事より「ODネットワークジャパンの成り立ち」、西川代表理事より「ODの価値観及びODデットワークののビジョン」についてご挨拶させて頂きました。
その後、いよいよ事例発表(1)として、花王株式会社 コーポレートコミュニケーション部門 企業文化情報部 大谷純子様より「花王らしさの再発見:アジア地域花王ウェイ共有活動をとおして」というテーマで、海外グループ会社に企業のスタンスを浸透させていった事例を発表して頂きました。
次に事例発表(2)として、麒麟麦酒株式会社 企画部 V10プロジェクト 早坂めぐみ様より「全員がヒーロー・ヒロインになれる会社を目指した組織風土改革」というテーマで
「社員一人ひとりが自ら考え行動する組織風土づくり」「現場の意見が経営に迅速に活かせる仕組みづくりを目指した組織風土改革」について発表して頂きました。
事例発表毎に小グループに分かれて、感じたこと、疑問なこと、自分の組織に結びつけて考えられること、などについて対話を行いました。
限られた時間でしたが、皆さん熱心に対話を進められているのが印象的でした。
事例発表後にご登壇者に再度ステージに上がっていただき、質疑応答の時間を持ちました。
対話の中から出た次のような質問が登壇者に投げかけられました。
「数字で表せる変化はあるのか?」
「トップのコミットメントをどうするか?」
「抵抗勢力はあったのか?それに対してどう対応したのか?」
こうした質疑応答も受けて、西川代表理事より学術的な背景についての説明があり、より深い納得感が共有されました。
最後には西川代表理事より、今後のODネットワークジャパンの目指すべき姿についての説明がなされました。
シンポジウム後には同じ会場で交流会も開催され、組織を活性化していくためにどうするか?を語り合い、御登壇されたお二人が質問ぜめにあうなど、最後まで和やかな中に真剣さの溢れる、非常に密度の濃い時間を共有しました。
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