海外ODコミュニティについて

■米国:OD Network(ODN)

http://www.odnetwork.org/

1964年にNTLがワーナーバークのリーダーシップ下でIndustrial Trainers Networkを設立し、その後ODNへ名称を変更し、67年に年次大会を開いたのが最初とされる。会員は約4000人。

全米の地域別に50ほどの地域ネットワーク(リージョナル)があり、また国際的なネットワークもあり、組織開発の実践交流に関しては中心的な存在。これら地域レベルの定期的交流活動の蓄積が年次大会に結びついており、2009年のシアトル年次大会は、主催者によれば3000人以上集まったとされる。3000人程度の会員を持つAOM(アカデミーオブマネジメント)のOD&C(組織開発と変革)部門とODNのメンバーは重なるが、リサーチャー中心のAOMに対して実践志向の大学研究者と組織変革コンサルタントがODNを中心に相互交流する点で違う。

■欧州:International OD Associations(IODA)

http://www.iodanet.org/

1986年設立。70年代にドナルドコールが設立したOD Instituteの年次大会”World Congress”が84年にイスラエルで開催されたのをきっかけに、ヨーロッパやアフリカの13ヵ国から集まったメンバーが、米国中心のODではなく、欧州の歴史・文化にふさわしいODの実践を通じて人間と組織の発展に貢献するアソシエーションを設立したのが始まり。その後アソシエーションは発展して、50カ国で構成される規模になり、世界各地で年次大会を開き、2011年度はハンガリーで、12年度はブラジルを開催予定。米国ODNと同じく国際的な連携を強めるために04年には米国ASTD(American Society for Training & Development)とグローバルパートナーシップを、08年に中国にIODA Chinaを設立し、09年には米国ODNと相互の会員優待を柱とするシスターリレーションシップを締結。

■アジア:Asia OD Network(AODN)

http://www.aodn.org/

自立した社会発展の必要性を感じていたインドのウダイ、モハンを出発点として、米国NTLと連携を持つインド応用行動科学学会の資金協力の下で、ODコンサルタントやリサーチャーが相互に交流するグローバルODサミット(GODS)を2005年に企画。その後06年の大会のためにウダイらがインドInfosysをスポンサーに、またローランドサリバンが、米国のマイケルビアら著名人をゲストとして呼び込んで、06年GODSは成功のうちに終了。期間中にGODSを恒久化した組織としてAODNが構想され、インドのモハン、シンガポールのダグラス、中国のリールイ、マークらが、中国瀋陽にある江蘇大学(米国ベネディクティン大学と提携)を会場として2007年に年次大会を開き、08年にはシンガポール、09年インドハイデラバード(IODAとAODN共同開催)と続き、10年はフィリピンで開催予定。

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