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(レポート)ポジティブ組織活性化・AI分科会 第12回会合

ポジティブ組織活性化・AI分科会(第12回会合)レポート

2015年2月10日(火)19時~ 中目黒住区センターにて開催

テーマ:「一人ひとりが知恵を出して成果をつくれる組織をつくるには(AI活用)」

「組織開発でどのような組織をつくりたいか?」「目指す組織をつくるのにAIはどのように役立つか?」などの問いをワールドカフェで探究しました。

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第1ラウンドのテーマは「私たちが目指す組織の姿」です。参加者同士の対話から抽出されたキーワードは、「自信」「自己肯定感」「好奇心」「自発性」「本気さ/没頭・夢中」「達成感」「組織のビジョン・ミッション・目的・目標の共有」「大義の自覚」「風通しのよさ」「全社員の参画」「互いの尊重」「強みの活用」「自由な風土」
「型に囚われない柔軟性」「FAN!!/遊び心」「溢れるアイディア」「個と組織のハッピーな関係」「より良い明日に向けて倫理観を語れる職場」「成果の創出」などです。個人的に注目したのは、名画「七人の侍」を例にとった解釈です。改めてふり返ってみると、今回抽出された多くのキーワードを束ねることのできる有力なメタファーだと感じました。AIでよく活用されるメタファーの威力はやはり絶大です。

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続く第2ラウンドは「目指す組織づくりに向けたAIの可能性」です。
多くの参加者に共通していたのが「自己効力感」の向上と「関係性」の改善でした。しかし、AIの可能性はそこに留まりません。それらが実現されてくると「相談」の機会が増え、「知恵」を生み出しやすくなる。
そして、互いに手を取り合って「行動」「挑戦」することで成果を残すことができるようになる。加えて、「自分たちらしさ」を形づくり、「より良い明日」という上向きのベクトルを創り出せる。そうした「ポジティブな環境下で共創のプロセスと成果を生み出す仕組み」がAIにはうまく埋め込まれていることが確認されました。

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今回はAIのスキルを学ぶのではなく、「AIで組織開発をやる意味」を問い直す場と機会が提供されました。ノウハウやハウツーばかりを追い求めるのではなく、ファシリテーターやコンサルタントはやはり常日頃から「何のためにAIをやるのか?」についてきちんと思索を深めておくことが必要なのだと思います。AIの可能性をじっくり考える良い機会であったとともに、アイディアの受粉がより強いアイディアを生み出していくワールドカフェのおもしろさを味わうことのできたひと時でした。ファシリテーターやコンサルタントとしてのあり方と具体的なスキルをともに磨けるコミュニティとして、この分科会がさらに発展していくことを予感させてくれる会合でした。

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報告者:ODNJ会員・緩利 誠

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