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MBA Oath (翻訳)

ハーバード大学院の学生達が、100年記念として、自分達の描いてきた理想のビジネスリーダー像を書き換えました。

翻訳したものを掲載します。

原文はこちら → MBA Oath

MBAの誓い

前文

マネージャーとしての私の目的は、どんな人間も独りではできない価値を生み出すために、人や資源を持ち寄って最善を尽くすことです。それは長期間にわたって社会のために生み出すことのできる価値を高める道筋を探し求めることです。私の決定が、こうした価値の総体としての組織内外の個人の、現在のみならず将来の健全な状態に広範囲に影響すると理解します。しかし多様な利害関係者の関心を束ねる時に、私は難しい選択に直面するので、

私は誓います:

私は、できるだけ誠実に活動し、倫理的なやり方で仕事を追い求めます。 私の行動は、公に表明した価値観と矛盾のない高潔さの模範例となります。

私は、私の株主、同僚、顧客と、私達が仕事をさせてもらう社会の利害を守ります。私は、私の決定に生活の健全さが影響される、権力を持たない人達の利害を守るよう努力します。

私は、自分の狭量な野心を満たすと、そこで働く人々や事業を蝕む行動や決定を防ぐには、私は誠意を持って事業を運営します。自己利益の追求は資本主義経済の原動力ですが、野放図な貪欲さは、おぞましい害悪の原因となりえます。私は、腐敗、不正、差別、搾取に対抗します。

私は、私自身と私の事業の行いを統制するために、言葉と精神の両面から法と契約を理解して護ります。もし私が法律は不公平で時代遅れで、あるいは役に立たない判断する場合、大胆に破壊、無視、あるいは否認せずに、文明的に許される方法で、法律の改正に努力します。

私は、自分の行いに責任を持ち、私の事業の成果とリスクを正確かつ正直に表明します。私の目標は、真実を歪曲する事ではなく、包み隠さず説明する事と、人々に影響を与える決定がなされた方法を、人々が理解するのを支援する事です。

私は、職業意識が社会の健全さの向上に貢献し続けるために、自己の監視の下で他のマネージャーと自分自身を成長させます。 私は、私の判断の伝達を支える同僚や他の人達に意見を求め、また常に革新を受け入れて事業領域の進化する知識吸収に絶えず投資します。私は次世代のリーダーの育成に助言と援助をします。

私は、世界全体で経済的、社会的、環境的に持続可能な繁栄を生み出す努力をします。持続可能な繁栄とは、事業が消耗する全ての機会費用よりも、長期の視点で事業が産出するものが、大きくなる場合に実現する事を意味します。

この宣誓を指針にして生きるために、私は同僚達に説明責任を持ち、同僚達も私に説明責任を持ちます。私は専門家としての地位や特権は、全人的視点で職業を享受する事に対する尊敬と信頼に基づいていると理解します。そして信頼と尊敬を高めるために、私はマネジメントの専門能力を修め、護り、その水準を高める責任を引き受けます。

私の自由意思と名誉にかけて、宣誓します。

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